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襖(ふすま)・障子(しょうじ) 商品説明 (表具)襖・障子
 
襖(ふすま)イメージ写真1
 
障子(しょうじ)イメージ写真1
襖(ふすま)とは?
 

襖(ふすま)は日本古来より部屋と部屋を仕切る「間仕切り建具」であり、日本独特のものとして発達してきました。
しかし、最近では部屋の仕切りも壁へと代わり、襖(ふすま)の数もおのずと少なくなり、古来よりの襖(ふすま)の意義も変わりつつあります。

本来の襖(ふすま)は、木を組んだ格子状の骨格に和紙の下張りを数回施し、表紙を貼って仕上げます。
特徴としては、まず軽いこと。そして、その空間の雰囲気により表紙を貼り替えて、侘び寂びから豪華な世界までを醸しだす紙一枚の演出が出来ることです。
無地の和紙を貼り、そこに絵や書を書き込むことも可能です。

 
障子(しょうじ)とは?
 

襖(ふすま)と並んで欠かせないものとして障子(しょうじ)があります。
襖(ふすま)と同じように部屋の間仕切りとして使われますが、その大きな違いは採光にあります。
優しい光を取り入れることで、その部屋を和ませることが出来ます。

様々な組子の組み方や、障子紙の選び方により、
また変わった充実感を味わうことも出来ます。

 
襖(ふすま)を楽しむ
 

襖(ふすま)を構成する表紙、縁や引手には数多くの種類があり、組み合わせ次第で、その部屋のもつ趣きに合わせた襖(ふすま)を作り出すことが出来ます。

襖紙には大きく分けると、からかみ文様的なもの、絵画的なもの、細工張り風のもの、無地や無地調のもの、すき模様のものなどがあり、それぞれ量産品から手漉きされるものまであります。また、シックハウス対策の襖紙や消臭機能、防炎加工等がついた機能性襖紙もあります。

引手は丸形や楕円形が一般的ですが、それ以外にも角形や動物・植物の形をしたものもあります。素材は、金、銀、銅、鉄、真鍮などの金属製のもの、桑、黒檀、桜などの木製のもの、陶製や漆の塗り物などがあります。最近では廉価なプラスチック製のものもあります。

縁は襖(ふすま)をがっちりと支え保護するとともに、全体を引き締める意匠上の役目を果たします。
漆塗り、カシュー塗りなどの高級品から、廉価なプラスチック製のものまで多種多様です。
縁の色、素材感、太さなどで、襖(ふすま)の印象も大きく変わります。

襖(ふすま)写真 襖(ふすま)写真

簡単なのは表具店にある襖(ふすま)の見本帳などから既製品を選ぶことですが、完全にオリジナルの襖(ふすま)を作ることもできますので、ご希望の方はご相談ください。

そして、最後に忘れてはいけないのが、襖(ふすま)を作る表具師の技術です。
使う紙や織物との組合せの仕方、デザインによって、反りやねじれが生まれる場合がありますので、トラブルを避けるためにも、信頼できる表具師に依頼していただきたいものです。

それぞれ値段も種類も様々ですので、どのようなものを選べばよいか分からない場合は、
お近くの表具店 まで、お気軽にご相談ください。

襖(ふすま)の持つ柔らかな風合いとその佇まいをもう一度見直し、襖(ふすま)の良さを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 
障子紙について
 
和紙

最近では障子(しょうじ)に貼る障子紙も多様化し、従来の手漉き障子紙から破れ難いプラスチック入り障子紙まであり、その用途も多彩です。

和紙の障子紙は、軽くて強い天然繊維を「薪を乱雑に積重ねた恰好」に重ねてシート状にしたものですから、繊維間にスキ間が数多く生じており、空気の通過性に優れています。室温が外より高まると熱を外へ放出し、その逆の作用もします。そのため夏は涼しく冬は暖かくなります。また、吸湿性もあるため室内に湿気がこもるのを防ぐことが出来ます。

プラスチック入り障子紙は破れ難いのが最大の特徴ですが、従来の障子紙の持つ空気の通過性はあまり望めません。

その他にも、アイロン障子紙、破れにくい障子紙、消臭障子紙、難燃障子紙などの障子紙があります。

どの障子紙を選ぶか悩んでしまいそうですが、ご自分の生活に合ったものを選ぶのが良いでしょう。

プラスチック入り
模様入り
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