最近では障子(しょうじ)に貼る障子紙も多様化し、従来の手漉き障子紙から破れ難いプラスチック入り障子紙まであり、その用途も多彩です。
和紙の障子紙は、軽くて強い天然繊維を「薪を乱雑に積重ねた恰好」に重ねてシート状にしたものですから、繊維間にスキ間が数多く生じており、空気の通過性に優れています。室温が外より高まると熱を外へ放出し、その逆の作用もします。そのため夏は涼しく冬は暖かくなります。また、吸湿性もあるため室内に湿気がこもるのを防ぐことが出来ます。
プラスチック入り障子紙は破れ難いのが最大の特徴ですが、従来の障子紙の持つ空気の通過性はあまり望めません。
その他にも、アイロン障子紙、破れにくい障子紙、消臭障子紙、難燃障子紙などの障子紙があります。
どの障子紙を選ぶか悩んでしまいそうですが、ご自分の生活に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
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